2018/09/07
新江古田こばやし歯科クリニックでは、5~7月に外部からフリーランス歯科衛生士の丸橋理沙先生をお迎えして、全7回に渡り講習会を行いました。
第1回は患者さん、スタッフに対するコミュニケーションについてでした。
普段何気なくするスタッフとの会話の中にも、情報の共有や助け合う為の言葉が飛び交っていることを改めて自覚したと共に、みんなが自発的に考えて日々の診療に携わっていることが分かりました。
第2回では、院内のマニュアルの見直しと新しいルール作りをしました。
みんなでディスカッションしていく中で、ひとりひとりの考えや健診時の流れの微妙な違いもありました。
統一することで、長期に渡り患者さんを診ていく際の注意事項や院内での共有事項がさらに明確になると感じました。
後半は、院内のドクター3名と衛生士5名で2名ずつペアを組み、相互実習を行いました。
歯石を染めて、超音波にて全体的なスケーリング、エアフローを用いて仕上げる一連の流れを確認しました。
(この回では、普段術者の私ですが、口を大きく長時間開けることの辛さや、ミラーや器具が口に入る感覚を久しぶりに体験し、患者さんの気持ちがよく分かりました。少しでも、術中患者さんにリラックスしてご安心頂けるよう、活かしていきます!)
話はそれましたが、この回では私の中で眠っていた“エアフロー”の有意性を改めて確認することができました。
丸橋先生に効率的なステイン除去の方法や歯面への当て方もご指導くださいました。
また、エアフローは単にステインを落とすだけではなく、歯の表面にこびりついたバイオフィルム(歯についた悪玉菌の皮膜)までも落とすことができ、歯を傷つけることなくツルツルに、術後はステインの付着しにくい歯面に仕上げてくれます。
今回、丸橋先生のセミナーにより、患者さんにとっての有意性を再確認しました。
スタッフ間では、エアフローの中のパウダーを吟味し、2種類を選択し、院長に購入して頂きました。
ステインの気になる方や、お試しになりたい方は是非、ご来院の上お申し出ください!!
特に歯周病の講義は充実したものでした。
ペリオ(歯周病)についての講義と模型を用いて実習を2日間に渡り行いました。
まず歯周病と呼ばれている「歯周」とはどのようなものなのか、歯の周りにはどのような組織があって、そのような構造をしているのか、
その歯周組織はどのように病気になっていくのか、その時歯の周りでは何が起こっているのか、など基本的なところから始まりました。
内容は深いものに進み、私達が実際に臨床でできることも、沢山教えて頂きました。
模型を使ってのSRP実習の時間も多く費やして頂き、内容も濃く、とても貴重な時間となりました。
患者さんへより良い治療を提供できるように、勉強会で学んだことを今日から実践し、診療に役立てていきたいです。