2018/02/19
昨日はインプラントのセミナーに参加してきました。アストラテックインプラントEVというシステムです。
準備する材料はやや増え医院としても煩雑さはやや増えますが、そのおかげで強度の向上や、各種ラインナップの充実を図ることができている素晴らしい製品です。
最近のインプラントは短期的にはどれも問題が起こる可能性は低いと思います。
大切なことはインプラント周囲炎などのトラブルにならないように、長期に安定させるために、体(骨・歯ぐき)に優しいこと、すべてのコンポーネントが堅牢であること、安全性や精度向上のためにデジタルワークフローが確立している事などがあります。
当院では技術の優れた技工士がデジタルとアナログを良いバランスで仕事をしております。
50代女性でずっと前から治療したかった前歯だったそうです。治療はしたかったけれども踏み切る勇気がなかった。
それを払拭したのは衛生士でした。何年もメインテナンスにお越しいただき歯科衛生士が親身にブラッシング指導やクリーニングをしてくれたから、医院を信用してここなら治療した後もしっかりアフターケアをしてくれると思ったとの事。めちゃくちゃ嬉しい言葉ですよね。
インプラント関連の歯科治療はずっと行っており、ほぼ毎日何らかの形でかかわっておりますが、最近はやや複雑な症例が増えてきています。
数日後にも60代女性へ歯の破折(歯が割れてしまった)部位への抜歯と同時にインプラントの埋め込みを行い、その日にインプラント上部に仮歯を装着し、咬めるところまでという処置を行います。
全体の治療計画でもインプラント単独の計画でも、患者様の背景や思いを十分に汲み取ったうえで、複雑なもの程、シンプルに考えて行うことが大切だと考えております。
家族、スタッフ、患者様、医院を支えてくださる皆様に感謝し、笑顔で努力を続けたいと思います。