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2012年9月14日

当たり前ですが、歯は削らない方が良い

素晴らしい材料を使って、素晴らしい治療を行っても、ご自分の歯にはかないません。詰めたり、被せたり...という治療はまだ行う事が多いですが、人工物を使うという事は自分の歯との間に境界線ができるという事です。

お口の中は細菌が非常に多く、その中で何年も何十年も噛んで使い続けるわけですから、やはり歯は削らない方が良いです。削る事を遅らせることにも意味があると考えます。

初期虫歯

しかしどうしても治療が必要な場合ももちろんあります。その時には"とりあえず..."や"お任せします"という考え方ではなく、歯・歯ぐき・噛み合わせ・癖・期間・費用などしっかりと相談したうえで治療を行って頂きたいと考えております。

初期虫歯は歯を削る必要はないのです

初期虫歯虫歯にもステージがあります。 初期虫歯については歯を削る必要はありません。ただ初期虫歯になってしまっているわけですからそのまま置いておくのはリスクが高く、進行して結果的に歯を削ることになってしまったらそれは非常にもったいない事です。
 
現状をしっかりと把握し、将来の予測をしたうえで、 どのように状況の改善に努めるのか を決めなければなりません。

初期虫歯の治療法とは?
皆さんは"脱灰"と"再石灰化"という言葉をご存知でしょうか?当院では初期虫歯を削らずに治療する際には再石灰化療法を行っております。初期虫歯の部位に的を絞って、積極的に再石灰化を促し、治す方法です。

自信を持ってお勧めできる予防プログラムです

予防プログラム当院の予防プログラムはリスクコントロールの為のプログラムです。つまり予防に必要な項目をしっかりと調べて、あなたにとってのリスクを把握するからこそ、効果的なコントロールが可能になります。
 
予防プログラムの流れ
 
1.【検査】
お口の写真検査、エックス線検査、唾液の量と質の検査、歯磨きチェック、生活習慣について、虫歯菌の培養検査  

唾液検査について詳しく知る
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2.1つ1つの検査結果をとともに、総合的にみてあなたがこのままで何%の可能性で虫歯を避ける事ができるか をお伝えします。
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3.ムリなく続けられる効果的な予防プログラムを担当歯科衛生士と相談して決定します。
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4.ご自分でのケア(セルフケア)がプログラム通りに行えているかの確認とアドバイスをしながら初期虫歯を治す再石灰化療法とPMTC(※)を基盤にした気持ちのいいプロフェッショナルケアを行います。

※PMTC
できるだけ歯を傷つけないように、患者さまごとに器具・材料を選択し、歯をツルツルに仕上げてゆきます。
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5.終了時の虫歯の可能性を数値で把握し、今後のメインテナンスの際に常に比較してゆきます。
 

唾液検査メニュー

唾液検査キット「デントカルト」
唾液検査WHO(世界保健機構)の疫学検査にも使われている信頼度の高い唾液検査方法です。

虫歯のなりやすさを主に調べます。この各項目での検査を組み合わせることによって、虫歯のリスクを客観的・定量的に評価し、効果的な虫歯予防の具体的な方法をご提案することができます。

唾液分泌量検査
唾液検査唾液検査専用のガムを噛んでいただいて、刺激を与えた状態での唾液分泌量を測定いたします。

唾液の虫歯に対する抵抗性を踏まえて指標にします。また夏場には脱水症状のリスク検査としての参考にもなります。

唾液PHで緩衝能検査 デントバフストリップ
唾液検査食事をすると、ミュータンス菌などの産出する酸によって、口腔内のPHが酸性に傾きます。これは避けることはできません。ここまでは虫歯に罹り易い人も、罹り難い人も同じなのですが、虫歯に罹り難い人は、酸性に傾いた口腔内PHを中性に戻すのが速いのです。

口腔内を中性に戻す唾液の緩衝能を、唾液のPHを測定することで評価します。高い唾液緩衝能は虫歯予防にとって重要な意味を持っています。

右の写真ではこの患者さまが唾液緩衝能がやや低めであり、唾液緩衝能という観点からは虫歯に罹るリスクが比較的高いと評価できます。

デントカルトSM(虫歯を発生・進行させるミュータンス菌の培養検査)
虫歯の原因菌であるミュータンス菌の量を測定します。また主に、子育ての時期に母親の唾液を介して感染することも知られています。

唾液検査例えば右の写真の例では、レベル2と判定されます。これにより、この患者さまは比較的ミュータンス菌の量が普通ということが分かります。唾液中のミュータンス菌の量が調べられます。
デントカルトSM

デントカルトLB(虫歯を進行させるラクトバチラス菌の培養検査)
深い虫歯や、再治療になってしまった部位からの虫歯、合っていない人工物の周りに検出され、虫歯の活動性に関する情報を得ることができます。

唾液検査また、炭水化物の摂取量が増えると、ラクトバチラス菌も増加する傾向にあるため、患者さまの食事の頻度や、摂取量も推測することができます。食生活の乱れなどの指標にもなります。

右の写真の例では、患者さまのラクトバチラス菌の量は比較的多く、また、食事も砂糖や炭水化物の摂取量が少ないと推測されます。
デントカルトLB

カリオグラムを用いて、将来を予測した根拠のある虫歯予防を
これらの検査結果に、フッ化物、食生活、歯磨きの状況などの判定項目を加えて、虫歯になるリスクをグラフで表示したものが「カリオグラム」です。リスクとは言い換えれば将来の予測です。

世界中で用いられている検査結果分析ソフトであるカリオグラムを用いて、虫歯になるリスク判定を行い、患者さまに適した予防プログラムをご提案します。
カリオグラム


そもそもなぜ予防が必要なのでしょうか?

そもそもなぜ予防が必要なのでしょうか?虫歯になりたくない・歯周病になりたくないとお考えの方ももちろん大勢いらっしゃいます。と同時に、悪くなったら治療すれば大丈夫とお考えの方もいらっしゃいます。ではなぜ、予防が必要なのでしょうか?

予防することのメリットとしてあげられるのは...
●虫歯・歯周病の原因である細菌除去ができるので、
 虫歯・歯周病になるリスクが減る
●予防の知識を得ることで、
 結果的に家族にも良い習慣ができる
●治療を行わないので、歯科医院を苦手にならない 

それによって、
●健康な食生活を維持できる
●体の健康にプラスに働く
●噛むことで脳に刺激が与えられる 
●長期的に考えると治療より費用が非常に安くすむ

とお口の中だけでなく、身体全体の健康にもつながります。

逆に、歯を失ってしまうと、「食事を楽しむことが難しくなる」「固いものを避けた食事を選び、食べたいものが食べられなくなる」「偏食により生活習慣病(糖尿病など)のリスクがあがる」「唾液分泌量が減り、満腹感が得られにくくなり、肥満につながる」といった全身への影響も考えられます。

つまり予防は長期的に考えるほど全身の健康にとって重要であることが分かります。だからこそ継続しやすい、より良い予防プログラムを行ってゆきたいと思います。


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